トレーディングカードゲーム(TCG)研究部会


研究部会の設置目的

近年、トレーディングカードゲーム(略称、トレカ)が流行していることに注目し、トレカが持つゲーミング・メソッドを分析することで、カード型の道具を用いた学術的ゲーミング手法の開拓を目指します。

研究計画・目標(2年間)

(1) 代表的な幾つかのトレカのルールを分析して、普遍的なメソッドを抽出します。
(2) 実際の社会モデル・自然モデルとの対応を試みて、経営シミュレーション、自然科学シミュレーションなどへの応用可能性を探ります。
(3) カード型の道具を用いてゲーミング手法を電子的に実施するための手段を制作します。
(4) そのシミュレータを利用して知見を集成します。

活動と成果

2003年度は、トレカ発展の歴史について調査しました。代表的なトレカを検討題材としてその魅力・機能・効果を分析し、教育または産業に与えた影響について考察しました。また、トレカのルールと現実の社会モデル等との対応などを議論しました。ゲームのメーカーからトレカ製品サンプルの提供でご協力を頂きました。

2004年度は、議論の継続をするとともに、カード型の道具によるゲーミングをWebで行うための手段(シミュレータ)の検討を行いました。

TCGについての研究報告


本研究部会は、日本シミュレーション&ゲーミング学会の部会として設置され、補助金を受けて運用されました。